彼氏や旦那さんに、口でするよう求められる。
好きな相手ではある。
嫌いなわけではない。
相手が喜ぶなら、できる範囲で応えたい気持ちもある。
でも正直、楽しくない。
疲れる。
味が苦手。
感触が苦手。
自分は気持ちよくない。
見た目にも抵抗がある。
相手がしてほしいと言うからしているだけで、自分からしたいとは思わない。
それなのに、彼から
「世間の女の子はみんな喜んでやる」
「お前はおかしい」
みたいに言われる。
いや、ほんとかよ。
その疑問は、かなりまともだ。
結論から言うと、口でするのが嫌な女性はおかしくない。
好きな相手でも、苦手な行為はある。
もっと言えば、問題は「口でするのが好きか嫌いか」だけではない。
嫌だと言ったときに、相手がどう扱うかだ。
「みんな喜んでやってる」なんて、かなり都合のいい思い込みである。
都合がよすぎて、もはや男性側の願望ファンタジーだ。
彼氏に口でするのが嫌な女性はおかしいのか
彼氏に口でするのが嫌。
この悩みは、意外と言いにくい。
なぜなら、世の中には
「好きならしてあげるもの」
「男はそれが好き」
「上手な女性の方が愛される」
みたいな空気があるからだ。
でも、嫌なものは嫌でいい。
口でする行為は、かなり個人差が出る。
好きな人もいる。
苦手な人もいる。
相手による人もいる。
体調や気分による人もいる。
昔は平気だったけど、今は無理という人もいる。
どれも普通だ。
性行為には、全員が同じように喜ぶメニュー表なんてない。
ラーメン屋ですら好みが分かれるのに、なぜ夜のことだけ全員同じ反応を求められるのか。
無理がある。
「私は好きじゃない」
これは十分な理由になる。
汚いと思っていなくても、味が苦手。
疲れる。
顎がしんどい。
気持ちが乗らない。
見た目に抵抗がある。
自分だけ奉仕している感じがする。
こういう理由は、軽く扱わなくていい。
口でするのが苦手なのは愛情がないからではない
口でするのが苦手だと、相手にこう思われるのが怖くなる。
「俺のこと好きじゃないの?」
「愛情がないの?」
「他の女ならしてくれるのに」
こういう方向に持っていかれると、女性側は苦しくなる。
でも、苦手な行為があることと、愛情がないことは別だ。
好きな人のためでも、苦手な食べ物は苦手だ。
好きな人と一緒でも、苦手な映画は苦手だ。
好きな人に誘われても、無理な遊園地の絶叫マシンは無理だ。
それと同じで、性的なことにも好みと限界がある。
相手を好き。
でも、その行為は苦手。
この2つは両立する。
むしろ、好きだからこそ我慢してしまう人もいる。
相手が喜ぶから。
嫌われたくないから。
彼女として応えたいから。
断ったら空気が悪くなりそうだから。
でも、我慢が続くと、相手そのものまで嫌になっていくことがある。
最初は「口でするのが嫌」だったのに、だんだん
「求めてくる彼が嫌」
「断れない関係が嫌」
になっていく。
これはかなり危ない。
嫌な行為を我慢し続けると、愛情が深まるどころか、内側から削れていくことがある。
「女性はみんな喜んで口でする」は彼氏の思い込み
「世間の女の子はみんな喜んでやりたがる」
これは、かなり雑な発言だ。
女性全員をどこで調査したのか。
国勢調査にそんな項目はない。
たぶん彼の中には、AVや男性向け作品、経験談、都合のいい妄想が混ざっている。
そういう世界では、女性が積極的に奉仕したり、喜んでいるように描かれることが多い。
でも、それは現実の女性全員の気持ちではない。
女性向けの恋愛漫画やドラマでは、むしろ
「優しくされたい」
「大切に扱われたい」
「かわいいと言われたい」
「安心して抱きしめられたい」
という描写の方が多い。
もちろん、自分からしたい女性もいる。
それはそれでおかしくない。
でも、したくない女性もいる。
それもおかしくない。
どちらかだけが正解ではない。
問題なのは、彼が自分の理想を「世間の普通」として押しつけてくることだ。
「俺はこうされるとうれしい」なら、まだ話し合える。
「女はみんなこうするもの」になると、急に乱暴になる。
彼の好みと、世間の常識は別物だ。
ここを混ぜられると、女性側が無駄に自分を責めることになる。
隠語や大声を求める彼氏に合わせる必要はない
彼氏が性的な言葉を言わせようとする。
大声を出させようとする。
普段言わないような言葉を求めてくる。
これも、嫌なら嫌でいい。
声が出る人もいる。
静かな人もいる。
言葉で盛り上がる人もいる。
逆に、言わされると冷める人もいる。
これも個人差だ。
「気持ちよかったら大声を出すはず」
「本当に興奮していたら言いたくなるはず」
というのは、かなり単純な見方だ。
現実の体は、そんなにわかりやすい演出装置ではない。
気持ちよくても静かな人はいる。
恥ずかしさで声が出ない人もいる。
集中すると無言になる人もいる。
言葉を求められた瞬間に、現実に戻って冷める人もいる。
特に、隠語や大声を「言わせる」「叫ばせる」方向になると、女性側は演技を求められているように感じやすい。
彼は本気で
「本当は叫びたいはず」
と思っているのかもしれない。
でも、そこに本人の気持ちがなければ、ただの押しつけだ。
性行為は、演技審査会ではない。
相手の理想の反応を再現するために、自分を使わなくていい。
口でするのが嫌な時はギブアンドテイクを話し合う
性行為には、相手を喜ばせたい気持ちもある。
全部が自分の快感だけで成り立つわけではない。
相手のためにすることもある。
相手が喜ぶ姿を見てうれしくなることもある。
ここは綺麗ごと抜きに、そういう部分もある。
でも、それは一方通行でいいという意味ではない。
ギブアンドテイクがあるから成り立つ。
相手ばかり気持ちいい。
自分は疲れるだけ。
嫌だと言っても聞いてもらえない。
しかも反応まで指定される。
これは、だいぶしんどい。
もしするなら、
・清潔にしてもらう
・無理な体勢にしない
・時間を短くする
・嫌な日はしない
・途中でやめてもいい
・自分も大切にされる時間を作る
・言葉や声を強要しない
このあたりは話し合っていい。
相手が喜ぶから何でもする、ではない。
自分も嫌にならない範囲で関わる。
そこが大事だ。
「してあげる」こと自体が悪いわけではない。
でも、「して当然」にされると一気に苦しくなる。
彼氏に口でするのが嫌だと伝える言い方
彼に伝えるなら、いきなり全否定するより、境界線をはっきり出す方がいい。
たとえば、こんな言い方になる。
| 女性側の本音 | 彼氏への伝え方 |
|---|---|
| 口でするのが苦手 | 口でするのは正直あまり得意じゃない |
| 毎回求められるとつらい | 毎回はしんどいから、できる時だけにしたい |
| 味や感触が苦手 | 嫌いというより、感触や味が苦手で疲れる |
| 隠語を言わされるのが嫌 | 普段言わない言葉を言わされると冷める |
| 大声を求められるのが無理 | 声は自然に出るものだから、無理に出したくない |
| おかしいと言われて傷ついた | おかしいって言われると、かなり傷つく |
| 一方的で寂しい | 私も大事にされてる感じがほしい |
ポイントは、
「あなたが悪い」ではなく、
「私はこう感じる」から話すことだ。
ただし、彼が何度も否定してくるなら、やわらかく言い続ける必要はない。
「嫌なものは嫌」
「強要されるならしたくない」
「おかしいと言われるなら話し合えない」
ここまで言っていい。
優しく伝えることと、相手の都合に合わせ続けることは違う。
彼氏が嫌がる行為を押しつけるなら注意した方がいい
嫌だと言った時の彼の反応は、かなり大事だ。
ここで人間性が出る。
| 彼氏の反応 | 考え方 |
|---|---|
| 「苦手なんだね」と聞いてくれる | 話し合える可能性がある |
| 「できる時だけでいい」と言う | 無理なく付き合いやすい |
| 清潔さや時間を気にしてくれる | 相手への配慮がある |
| 「お前はおかしい」と言う | 要注意 |
| 「みんなやってる」と押しつける | かなり要注意 |
| 言葉や大声を強要する | 境界線を引いた方がいい |
| 嫌がると不機嫌になる | 無理に応じない方がいい |
特に、
「お前はおかしい」
「女はみんなやる」
「好きならできる」
このあたりの言葉は、かなり危ない。
それは話し合いではなく、罪悪感で動かそうとしている。
嫌な行為を断ることは、わがままではない。
性行為の中でも、同意はその都度必要だ。
付き合っているから。
結婚しているから。
前はしたから。
相手が喜ぶから。
それだけで、毎回しなければいけない理由にはならない。
もし断るたびに責められるなら、その関係自体を見直していい。
口でするかどうか以前に、あなたの「嫌」を尊重してくれない相手なのかもしれない。
まとめ:口でするのが嫌でも女性としておかしくない
彼氏や旦那さんに口でするのが嫌。
それは、おかしいことではない。
好きな相手でも、苦手な行為はある。
味が苦手。
感触が苦手。
疲れる。
自分は気持ちよくない。
言葉や声を求められるのが嫌。
そう感じる女性はいる。
「世間の女の子はみんな喜んでやる」なんて言葉を、そのまま信じなくていい。
それは世間の常識ではなく、彼の願望かもしれない。
もちろん、自分からしたい女性もいる。
口ですることで相手が喜ぶのを見るのが好きな女性もいる。
それはそれでいい。
でも、あなたがそうでないなら、それもまた普通だ。
性行為は、相手の理想の女を演じる場所ではない。
声を出すかどうか。
言葉を言うかどうか。
口でするかどうか。
どこまでできるか。
全部、2人で確認していい。
嫌だと言った時に、彼がどう反応するか。
そこが大事だ。
「そっか、苦手なんだね」と受け止めてくれる人なら、話し合える。
「おかしい」「みんなやる」と押しつけてくるなら、そこはかなり注意した方がいい。
あなたが変なのではない。
あなたの嫌を、彼が軽く扱っていることの方が問題だ。